6月の図書館さん


〈聞く力〉を鍛える (講談社現代新書 1933)

〈聞く力〉を鍛える (講談社現代新書 1933)

コミュニケーションは「分け合い」。共有、分かち合い。それを本質として理解すれば、「情報/気持ち/時空食など」の3つの分け合いがうまくいっているか、を考えればコミュニケーションがうまくいっているかを判断できる。


「自分」をうまく伝えられない人が読むクスリ―誤解されずに言いたいことが言える50の処方箋

「自分」をうまく伝えられない人が読むクスリ―誤解されずに言いたいことが言える50の処方箋

話しはじめに、「言い訳をするように聞こえるかもしれませんが…」なんて言っちゃうのはダメダメ。そんなことを言うくらいなら「こちらに誤解があるようでしたらご指摘ください」程度にすること。
また、人に頼みごとをするときは、いきなり頼むんじゃなくて「近いうちに○○の仕事を手伝って欲しいと思ってるので、そのときはおねがいします」と思っている段階で言うこと。
さらに、人を褒めるときは「結果を褒めて、過程を聞く」こと。おいしい料理の場合は、とても美味しかったことを言った上で肉だの作り方だのを聞く。

慣れない場で他の人に話しかけてみるときは、いきなり質問しないで「人が増えてきましたね」とか、その場そのものを言葉で描写すること。


iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり

iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり

いまさら初代iPhoneの本です。っていうかこれを読んでる段階(6月1週目)で、第二世代iPhoneが出るなんて知らなかったので僕だけ勝手にうひょーとか思ってたんですが、別にタッチパネルケータイなら日本製でいいんじゃないの? とか思っていたのです。でもどうやらそうじゃないらしい。iPhoneはプラットフォームだから、機能面だけじゃない。アップルのグランドデザインはシンプルだとかそういうレベルじゃない。見習うところは多いのです。


図解入門ビジネス ロジカル・シンキングがよーくわかる

図解入門ビジネス ロジカル・シンキングがよーくわかる本―ビジネスに役立つ論理的思考法入門 (How‐nual Business Guide Book)

しかしながら僕はマーケティングの言葉とかビジネスの言葉をまったくしらなくて、たとえばMECE(ミッシー)なんてのも。これは「Mutually(相互に)/Exclusive(独占的な)/Collectively(集合的な)/Exhaustive(徹底的な)」の慮悪で、モレがない状態で重複なく整理して部分じゃなく全体最適を考えること、だそうです。

ロジカルシンキングツールとしては、「ヒエラルキー(ロジックツリー/ピラミッド)」「フレームワーク(マトリクス/フレーム)」「フロー(時系列/処理手順)」「その他(ブレスト/KJ法)」などがある。
マトリクスではSWOT分析(強み/弱み/機会/脅威で分類)とか、フローは3段階くらいを考えるとか、「なぜ?」を常に意識することとか、最近流行ってるロジカルシンキングがよくわかる気になりますた。



コミュニケーション上手は質問上手

情報は質問で引き出す、という一節があります。それは検索にも通じるのかな、と読みながら考えていて、だとすれば質問の方法もそうだけど、質問がうまくできない人のために情報を整理しておく、というやり方も大事なのかなと感じた本です。


ドラッカーに学ぶマーケティング入門

ドラッカーに学ぶマーケティング入門

創造とは新しいアイデアを考えることであり、イノベーションとは新しいアイデアを実行することである。とか、意思決定が存在しうるのは現在だけだから、明日のためにいかにして合理的な意思決定を行うか判断する、とか、面白くキャッチーな内容に溢れています。面白かった。

U35世代-僕と仕事のビミョーな関係
U35世代-僕と仕事のビミョーな関係

35歳以下の、迷いながらも仕事を続ける若者(?)のインタビュー集。特筆することはないんだけど、リアルな感覚がとても面白かったです。

トヨタ流マネジメント力―最強企業「人づくり」の真髄
トヨタ流マネジメント力―最強企業「人づくり」の真髄

トヨタ流、と銘打った本はたくさんありますよね。

「みずから知恵を出し、試行錯誤した改善は、自分の血となり、肉となる。それを繰り返すことで、人は知恵を出す方法に習熟する。それを成長と言うのだ」…そんな書き出しから始まる一冊です。
悩みはみんなで分け合い、自分で考え、知恵を出していく。それがトヨタ流で、本書はやたらに「知恵」というキーワードが出てきます。徹底的に考え抜いて身に付いた考え方、ソリューションそのものを知恵と呼ぶ、みたいな。
そして有名な「なぜを5回繰り返せ」という一説の「5回」は、「見つかるまで繰り返せ」という意味でした。これはいい発見でした。

そうして得た「知」は、やっていることすべてについて「何のためにやるのか」「やり方はどうするのか」を全部デザインして、知らないことをなくした上で、これを整理して見直しをする、という流れを得て初めて言っていい言葉なんですね。

さらに「問題があればすぐに代案を考える」(=思いつきで反対しない)や、「マーケットインの対語はプロダクトアウト」など、気付いているようでなかなかイメージできない言葉が満載です。トヨタ流は製造や工場だけじゃなく、仕事のすべてに通用する考え方そのものを言うんですね。

リンク格差社会 -ウェブ新時代の勝ち組と負け組の条件- (マイコミ新書)
リンク格差社会 ~ウェブ新時代の勝ち組と負け組の条件~ (マイコミ新書)

リンクの話かと思っていたら、ネットワーク理論など難しい内容でもありました。
「雑誌やウェブに載っていない情報を集めなければ意味がない。そういう情報は人の頭のなかにだけ存在するから、他者とのコミュニケーションを通じてしか価値ある情報は入手できない」「ネットワークの紐帯(ちゅうたい)」「弱い紐帯の強さと強い紐帯の弱さ(ゆるいネットワークの連帯感と、会社のような強いネットワークの窮屈さ)」。
格差が広がっていくとき、富めるものがますます富むという傾向の中で、正のフィードバックの仕組みは格差を拡大させる。そしてそれは、飽和したとき一瞬で崩壊する。

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