「インサイト実践トレーニング」を読んだ

会社の先輩から貸してもらって、「インサイト」なる考え方を著した本を読みました。最近のマーケティング手法として、「ペルソナ」やら「インサイト」やら、今になって「顧客中心」をうたった手法が増えてきました(のか、僕の考え方がそっちにシフトするようになってこういう手法が目に入るようになってきたのか?)。

たとえば「ハーゲンダッツは、アイスは子供のものという常識を破り、大人のゆったりした時間の贅沢」という認識を生み出すことで高級アイス市場を作り出しました。
さらには、ハーゲンダッツ抹茶は、他の抹茶アイスに比べて何が素晴しいのかというと、「緑色が濃い」ことでした。それって一言で言ったらそれまでなんですが、緑色が濃いポスターを見るだけで「高級感を食したい!」って思うかどうか(表面的には思ってなくても深層心理でそう反応するんならそれは正解だし)を一点突破で抑えられるか、というのは実はすごくすごく難しいのです。

言ってみれば、人の無意識をつく経絡秘孔を探せ、っていうようなものです。それを見つけ出すためには西洋的な手法も東洋的な手法も古代エジプトの秘術も魔術もムーの秘法とかもいろいろあって、そのたくさんの選択肢をすべて包括するただ一点があり、それがインサイトであり、(インサイトと表裏の)プロポジションなんです。らしいです。

読んでみると「ほう、なるほど。これで俺もマーケター」くらいのことを思ってしまうんですが、実際にある商品のでインサイトを考えて見た場合、書いてあるほどスッキリとは答えが出ません。手法はあくまでやり方指南であって、その使い方はトレーニングが必要なんですね。ということが分かりました。

ドラッカーも「顧客指向しかない」と言っていましたが、どれだけユーザになりきれるか、どれだけユーザメリットを突いた戦略を考えられるか、というのは、広告だけじゃなくて、簡単に言うとブログを書くこともそうだし、料理を作ることもそうだし、商売の基本…いや、コミュニケーションの基本なのかもしれませんね。

「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング
「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング

本て、高くても買って1回読んだ時点で自己投資は回収されているんですが、書かれていることを実践してみないと「本当に読んだ(=理解した)」ことにはならないみたいですね。。(これまでの自分の乱読を反省)

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