週刊フジテレビ批評を見ての雑感

土曜の午前5時30分からやってる「週刊フジテレビ批評」を寝ぼけながら見ました。
ゲストは鈴木おさむ氏。
放送作家の話とか、これまでの仕事とかの話をしていました。どの局も同じような番組ばっかり作りやがって、という視聴者の感想に対しては、「局も視聴者のことを考えた結果、クイズ番組やお笑いなどが増えてきている」と答えてました。バカにしてるわけでもなく、視聴者に寄り添った内容を目指しているとのこと。どの局もそう考えるから似たような番組が増えるけど、それは真似してるからではない、みたいな話です。
最後に「テレビとインターネットの最大の違いってなんですか」という質問に、少し困った後、「双方向性とかじゃなくて、ちゃんとした内容の放送を提供していること」とのお答え。続けて「お金のかかった番組を作ってる」というような内容のことも。
確かに、CGM時代とはいえ、テレビは1番組に何百~何千?万もかけて作ってるわけだし、クオリティにおいては決定的に違いますよね。
でも、視聴者のことを考えてるとは言っても、視聴率(数字)を見てそう言ってるわけです。そもそも視聴率っていうのはテレビを持ってる全員に対しての割合じゃないし、その時間にリアルタイムでそのチャンネルを見てた人の割合、っていう話だから、数字が少ないことがそのまんまダメ、っていう話はどうかなと思いました。「数字が大きければその分、たくさんの人が見ている。つまり、支持されている番組と言える」ってそりゃそうだろうけど…
たとえば、本当に見たいと思ってるターゲットが全員欠かさず見てる、でも全員録画を見てるっていう状況だったら、視聴率はゼロに近いけど、ターゲットに対するリーチは限りなく100%に近い。ネットならそれは計測可能で、そこから先の戦略も考えられるし、変えられます。
僕がテレビについて残念だなーと思うのは、「誰でもいいからたくさん見てくれれば良い番組」と評価される仕組みです。「こういうターゲットの人にだけ確実に届けばいい」っていう番組があれば(アニメや深夜は逆にそういうのが多いからDVDが売れるのか)評価軸が変わるよね、と思います。
地デジに完全に移行したら、番組中に常に「リモコンの○ボタンを押してね」と表示させておいて、ボタンを押したらその表示が消える(押した、というデータは局に通知される)という計測の仕組みを用意して、番組のリーチ数を数えてみるとか、CMの代わりにプロダクトプレイスメントするとか、僕は番組を作りたい気持ちは全くないですが、そういう仕組みを作れたらいいなー、とは思います。

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