「買う気の法則」を読みました

広告ってそもそもなんだっけ?という内容。
「額縁広告」と書いてありますが、広告を「作品」として批評したり賞を祝ったりするのは、本筋じゃないよね、という話から始まり、広告の目的は何か? を追求していく、僕のようなマーケ素人でも面白い!! と思う1冊です。ちなみに広告の目的は、ずばり「個人消費を拡大させることと、世の中を明るくすること」。
そりゃそうだ。一部の批評家やクリエイターだけが浮き立つ作品を作ること、なんかじゃないよね。


中でもこりゃすげぇ、と思ったのは、ネット時代になってからの広告の有り様を見事に描ききった(と思った)こと。
たとえば、広告のモデルといえば「AIDMA」なんですが、こりゃどうやら50年以上前に定義された言葉のようで、そもそも広告ありきで商品の購買にいたるモデルなんですね。
でも、消費者は買う時に必ず広告を見てるわけじゃない。だから「AISAS」もピンと来ない、という話なわけです。
商品の広告をどっかで見て「認知」して、そこから購買行動が始まるんじゃなくて、何かしらの「問題意識」があって、それを解決するために商品を買う。流れで言うと「問題意識」→「情報探索」→「代替製品の評価」→「購買決定」→「購買後の行動」。
シャンプーが切れたからシャンプーを選ぶんであって、美しいCMを見たから買うわけじゃないよね、ということ。
そんで、マスかネットか、という話に流れがちなネット時代の広告のあり方については、消費者の関与度がすべてだ、とばっさり切り捨て、プッシュかプルか、という軸で考えています。これはスッキリです。
ABCDモデルという考え方の提唱。
A:喚起重視型(飲料、食品、日用品)
B:情報融合型(自動車、不動産、家電)
C:消費者生成型(旅行、化粧品、エンタメ)
D:周辺開発型(飲料、食品などで長期的ブランドを形成)
このABCDモデルは、消費者の関与度と慎重度のマトリクスです。
CはCGMだし、Bは家電芸人です。
本を読んで、すぐに内容をまとめようと思ったのに、これくらいの文章量じゃ全然まとまりません。引用したい部分がいっぱいあって、ポイントを絞るより、何度も読んだ方がタメになる話ばかりでした。
「買う気」の法則 広告崩壊時代のマーケティング戦略 (アスキー新書)
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